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ガラパゴスの外来種問題
ガラパゴスでは外来種問題が深刻化し、2007年には危機遺産リストとなってしまいました。1978年、世界自然遺産第一号となったガラパゴスは、外来種問題に苦しむことになったのです。ガラパゴス諸島は、南米エクアドル沖1,000kmの太平洋上に点在する火山群島で、元々は無人島で、1535年、スペイン人司教トマス・ベルランガが発見したのが、現存する最古の記録といわれています。その後300年間は、海賊船や捕鯨船の隠れ家として使われ、時折食料補給などのために人が上陸するほかは無人のままでしたが、巨大で動きの遅いゾウガメは、航海中の新鮮なタンパク質補給源として魅力的であり、乱獲のために14亜種のうち3種が絶滅してしまったのです。また、やはり食肉を得るために放たれたヤギが野生化して大繁殖し、今日まで禍根を残してしまったのです。 ガラパゴスでは、固有種(そこでしか見られない種)が非常に高い割合で見られ、種のレベルで見ても生態系のレベルで見ても特異ですが、その生態系は自力で1,000kmの海原を渡ってたどり着けた生物だけで構成されるため、大陸本土と比較すれば必ずしも生物多様性に富むとは言えず、外来種との競争に弱く、脆弱なのです。 世界のどの地域よりも手厚く保護され、研究されているガラパゴスですら、外来種問題を解決できないとしたら、他のどこでできるのでしょうか。逆に、ガラパゴスでの取り組みが成果を挙げることができれば、世界の自然保護のモデルになるでしょう。
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